酒のつまみと肴: 2007年5月アーカイブ

麦いかの一本焼き

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「麦いか」とは相模湾などでのスルメイカの“でき”、すなわちゼロ歳児イカのこと。冬に生まれたのが麦の刈り入れの時期に湾に寄せるので「麦いか」という。まだ柔らかく、煮いかや、刺身にして独特の味わいがある。
 これに離れない程度に包丁目を入れて、テフロンフライパンで油をひかないで素焼き。火が通ったら、酒と醤油を合わせた生姜醤油を回しかける。これなら少々酔っぱらっていても簡単に出来るので「酒の肴にもう一品」というのにもってこいである。

 丸ごと焼いたスルメイカだから小さくてもワタは濃厚で旨味がある。そこに柔らかい身に甘味があって、なんとも言えず、複雑な味わいなのである。これなら多少ヘボな日本酒の“まずさ隠し”にもなる。

市場魚貝類図鑑のスルメイカへ
http://www.zukan-bouz.com/nanntai/tutuika/surumeika.html

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