この「能鷹」あちらこちらの居酒屋で見かける。それでときどきやるのだが、なかなか切れがよくてうまい。でも最近のそば屋、居酒屋というのは吟醸酒や純米酒を置いてはいるが、普通酒はほとんど見かけなくなった。そんなときに近所の酒屋を覗いたら「能鷹 本醸造」が1700円代で置いてあった。
懐の寂しいお父さんなので、最近は一升瓶で2000円以下の酒を中心に買い求めている。そんな安酒はつまらないなんて思うかも知れないが、このクラスもなかなか奥が深くて、驚くほどうまいものがあるかと思えば、ぜんぜん箸にも棒にもかからないのもある。
そんなお父さんが寂しいお小遣いから買った「能鷹」、味はどうかと言うとなかなかよかったのである。「安酒がいい酒蔵は間違いなく上級の酒もいい」この鉄則は未だ間違っていたことがない。この本醸造、思ったよりも味わいが重い、でもその分味わい深いのである。しかも燗をつけてよしなのだ。
田中酒造 新潟県上越市長浜129の1
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神田和泉町「きらく」
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