この酒を初めて飲んだのは四谷鈴傳の立ち飲みコーナーじゃなかっただろうか。不思議と記憶に残っているのだからうまかったんだろうな。それを豊田駅近くの普通の酒屋で見つけて買ってきた。ラベルもコピーも昔ならではのもので凝ったところが見あたらない。これなど今時いいではないか。
そして晩酌にグイと飲んで、あらためて良酒であると再認識した。程良い醸造香(これが強いとうるさい)、最初に来る微かな酸味、そして辛さが長く続いてそのまま喉に消えていってくれる。まことに止まらなくなる味わいで一升瓶があっという間になくなる。これなら飽きがくることなく毎晩やれるに違いない。
このようなある意味品性のある味わいは普段着の酒を丁寧に造っているから出来るのだろう。しかも酒を飲んでいて富山県福光町に行ってみたくなるのだから不思議だ。
成政酒造株式会社 富山県砺波郡福光町418
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