これは千葉市の海人つづきさんからの贈り物。我が跡継ぎである太郎が熱中しているのがワンカップのグラス集め。特に紙を貼るのではなく印刷というかグラス自体に模様が入っているのが収集の対象。このために我が家のコップはワンカップだらけ。それで見るに見かねて、つづきさんが太郎の趣味に、ぼうずコンニャクの大酒飲みを察して送ってくれたわけだ。
この「吉壽」、千葉の内房から外房鴨川に抜ける山中にある城下町久留里にある吉崎酒造のもの。久留里は町中に噴水井戸のある水の里。その水は通るたびに汲んでくるが美味である。水がいいということで、千葉にあって有数の酒どころでもある。
久留里の水は軟水で飲みやすいのだけれど、日本酒はいかにも鄙びた味わい。今時の酒の切れがどこにもない。当然、「吉壽」もそんな味わいの最たるもの。冷やでは重く麦芽糖のような風味があり、べとついた感じ。できれば燗をつけるとこの重さも消えて味がぐんと飲みやすくなる。
またカップのデザインも田舎臭くて、これはなかなか捨てがたい。この花がなんだかわかるだろうか? 西洋の花であるようなないような。こんな大らかさが山里に似合うのだ。
ということで、ぼうずコンニャクはワンカップ図鑑を始るのだが、その第一を千葉の馴染みの藏元から始められたことを、つづきさんに感謝。
ワンカップコレクター太郎の評価/字にヒゲが生えているのがいい
吉崎酒造 千葉県君津市市場102
http://www.chuokai-chiba.or.jp/sake/kura/kura6.html
●お魚三昧日記から
ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑へ
http://www.zukan-bouz.com/
四日市市宮崎本店極上「宮の雪」2100円 後の記事 »
福島県「金紋會津」225円
コメントする