酒場遭難記: 2008年9月アーカイブ

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 大阪には夕暮れ前に着くはずだった。
 着いたらとにかく「歩いてみよう天神橋筋全区間」と勢い込んでいた。
 ところが大阪のホテルに着いて荷物をおいたのが、すでに8時前。
 夜となってしまっては商店街を歩いても意味はないだろう。
 それでも南からのっしのっしと歩いて歩いて、それでも終わらぬ商店街と、人混みに疲れた。
 どこでもいいから座り込みたくなって、思わず暖簾をくぐったのが『松崎屋』。

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 天神橋筋(大阪市)は当たり前だけど、夜というのに賑わっていて、人通りが絶えない。
 それなのに細長く奥に続く店は少々寂しいなー。
 これは失敗したのかも知れない。

 とりあえず、生ビールに大阪を意識して「きずし」にする。
 「きずし」とは「生ずし」と書くのだけど関東では「しめさば」と呼ばれているものだ。
 このように関東での「しめさば」を援用したのだけど、本家本元は関西にあり、と明示しておきたい。
 この「きずし」に三倍酢をかけ回してる、これなど大阪風でいい。
 蒸し暑い日だったので生ビールをもういっぱい。
 初っぱなから「きずし」というのも変なら、次に注文したのが豚バラのキムチ炒め。

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 恐るべし、こんななにげない一品が非常にうまかった。
 ここでやっと酎ハイに替えて、最後の一品は土手焼きだ。

 最初は静かだった店内もほんのつかの間に奥は満員となっている。
 奥に通じる通路沿いのカウンターもお客が埋まり始めている。

 関西で味噌煮込みの牛すじ、コンニャクなどの「どてやき」はどうしてもはずせないものだ。

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 残念ながら、この店には串カツがなく、この「どてやき」が東京から大阪にいろいろ旅しながらたどり着いて「大阪に着いたんだ」と思わせるもの。
 でも最近思うことだが、「キムチポッカ」すなわちキムチと豚肉の炒め物なんて「もっと大阪を思わせる」ものなのだ。

 店の入り口でとてもしんどそうに、ゆるゆる歩く店のオヤジさんに、
「天神橋筋、これから北にどれほどあります」
 聞くと、厨房の奥から
「ここからずーっと行くと天神橋○丁目で、通りを超えて○丁目ですね。それから関線路を超えて」
 なんて聞く内に戦意喪失する。
 厨房には若い衆二人いるのだけど、とても大阪風に優しいのである。
 次回、天神橋を歩くときには、中間地点での一休み、まず間違いなく『松崎屋』だろうね。

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