伏見の酒というと「甘い」んだな、と敬遠していたのだ。そんなときに近所の酒屋できれいな鶴亀ラベルの一升瓶を見つけた。この店、コンビニながら厳選された日本酒を置いているのだ。この酒の値段が1600円と少し。でもここにあるからにはなにかあるんだろう、と興味津々で購入してきた。
これがよいのだ。値段から言ったら昔で言うところの2級酒であろう。それなのにやや辛口で飲みやすく、そこはかと感じられる甘味がいい感じだ。これは肩の凝らない普段着の酒としていける。
これを書くためにネットで「ふり袖」の向島酒造のページを見てみると本醸造のラベルに振り袖娘の絵が、これを見るととても買う気になれない。しかもこのホームページの基本色もその絵の着物地の緑。とてもセンスがいいとは言えない藏元だが、こんどは本醸造を飲んでみよ!
向島酒造株式会社 京都市伏見区向島橋詰町787-1
http://www.geisya.or.jp/~furisode/